
株式会社アドバンス 建築部所属
西原 栄一
シックハウス症候群や化学物質過敏症に対応できることから 注目が集まっている「無添加住宅」。 化学物質の寿命に応じて、平均26年しか持たない今の日本の住宅事情。
天然素材の家は、ゆっくりと風化し、時とともに風合いを醸し、建てた人の何世代か後に、やがて朽ちていく、 「誰もが」「普通に」「安心して」100年住める家を建てたいのです。
健康に暮らすために無添加な素材で家を建てると、 なぜか美しくて、楽しい家が実現します。
住まいの建材などが出す揮発性化学物質を空気と一緒に吸い込んで
しまい、それに身体が拒絶反応を起こすことで起きるシックハウス症候群。
目がチカチカする、頭が痛い、体がだるい、吐き気がする…。
いまは大丈夫でも、突然症状が出ることがあります。
それはなぜかというと、人には化学物質に対する許容範囲があり、その許容範囲を超えるとシックハウス症候群や、化学物質過敏症という症状が出てくるからです。
その症状は化学物質に対してひどく過敏になります。
例えば香水、整髪剤、芳香剤等々にも反応してしまい会議にさえ出られなかったり、
スーパーの売り場の匂いに気分が悪くなるなど、普通の生活すら送れなくなるほど恐ろしいのです。
VOC・パーティクルバード・塩化ビニール・ホルムアルデヒド・防カビ剤・ペットボトルハウス・高気密・高断熱・
ハウスダスト・新建材・ホルマリン・ビニールクロス・防虫剤
体に良くないものは使わない。
こんな当たり前のことに目をつぶってきたのが日本の住宅産業です。
コスト優先、均一な品質で大量生産するために、化学建材を多用した住宅づくりが「シックハウス」を生み出したと言えるでしょう。シックハウス症候群の原因のほとんどが接着剤に含まれる化学のりだとわかってきました。
そこで私たちは、化学のりをいっさい使わずに家を建てることはできないものかと、長年研究してきました。そして、ついに体に良い、無添加の家を完成させました。


さらに、建材などには天然素材を吟味して選び、究極の無添加を実現。
化学物質を使わずに、自然で健康な家づくりを進める「無添加住宅」の誕生です。
私たちの「無添加の家」は、極限まで自然の素材にこだわっています。例えば、化学のりに代わる接着剤として、米でつくる「米のり」・動物の骨や皮を煮てつくる「にかわ」などを使っています。
長年の研究の結果、無害な自然のりを安定的につくり、建具に利用するなど実用化することができたのです。
また、問題の多いビニールクロスに代わる内装素材として、安価な「漆喰(しっくい)」塗り工法を開発するなど、化学物質を使わない無添加の素材と工法で住まいづくりを進めます。
世界で吟味した納得できる天然素材を使用しています。
無添加住宅は大部分天然素材を使用しております。素材も生きていますから、多少くるい・ヌリムラ・ひび割れなどが生じます。そんな変化を受け入れながら、暮らす楽しさを味わってください。
外壁 漆喰塗り
しっくいは消石灰に麻スサやのりなどを混ぜたもので、耐火性・耐久性が高い自然の塗装材です。
接着剤 米のり・にかわ・ぎんなん草(海草) 米や海草などの自然素材にこだわり研究開発した、まったく無害な接着剤しか使っていません。

屋根材 天然玄昌石貼
人工的にはつくり出せない自然な美しさと耐久性を兼ね備える天然石を使った独自の工法で葺く屋根です。
断熱材 炭化コルク
コルクを炭にしたものを断熱材に使いますから、空気浄化・調湿などのプラス効果も絶大です。
内壁・天井 漆喰塗り
ビニールクロスでは得られない、吸湿放湿生に優れ、空気を浄化してくれるしっくいを内装にも使います。
防腐・防カビ 柿渋
人工的にはつくり出せない自然な美しさと耐久性を兼ね備える天然石を使った独自の工法で葺く屋根です。
建具 天然ムク材
コルクを炭にしたものを断熱材に使いますから、空気浄化・調湿などのプラス効果も絶大です。
床材 天然ムク材(かば・松)
適度な弾力、風合いの良さと香り、その質感とともに保湿効果もある天然ムク材を使ったフローリングです。